施術内容
4Dアートメイクとは、アートメイク専用のマイクロニードルという細い針を使って眉を一本一本手彫りしていく手法です。機械で掘っていくアートメイクに対して、施術者が1本1本丁寧に描いていく4Dアートメイクでは、より繊細に眉のラインを描くことが可能で、仕上がりも自眉との違いが分からないほどに非常に自然な形になります。
施術内容としては、まずは施術する部分に麻酔薬を塗り、痛みを感じにくい状態にしてから、細い針を使って眉を描き入れていきます。針を使って着色していく部分は、皮膚表面からおおよそ0.02~0.03mmほどのごく浅いところですが、一度アートメイクを施すと、1~2年ほどは水や汗に塗れても落ちることがないので安心です。施術時に皮膚に入れる色素は色合いや濃さなどお好みのものを自由にお選びいただけます。
こんな方におすすめ
- メイク時間をできるだけ短縮したい
- 眉メイクがなかなか決まらない
- 素顔になった時に眉がないのが気になっている
- いつでもメイク顔をキープしていたい
- 自然な仕上がりのアートメイクを希望
施術の特徴
施術に用いる針はマイクロニードルと呼ばれる、毛の細さほどのごく細いものです。皮膚に色素を入れるというと、刺青やタトゥーのようなイメージがありますが、アートメイクはこうした「一度入れたら、一生取れない」ものとは異なり、1~2年で薄くなっていくので、トレンドの流れに応じて形を変えたり、色を変えたりと修正することが可能です。
また一昔前はアートメイクというと、輪郭内を塗りつぶすのが主流で仕上りも不自然でしたが、今は1本1本をリアルに毛並みまで再現することで自然な仕上がりになっています。
掘り方や施術者の技量、施術法などはクリニックによってさまざまでこれらが4Dアートメイクの仕上がりを大きく左右するので、安さだけで選んだりせず、しっかりとクリニック選びをする必要があります。
良いクリニックのポイントとしては、流行だけにとらわれず、アートメイクをされる方の骨格や筋肉、表情の動きなどをしっかりと見極めて、最も似合う眉を提案してくれるところです。最近では、眉だけでなく、アイラインやリップラインなども入れられるので、気になる方はクリニックに相談してみるといいでしょう。
施術のメリット
アートメイクと気づかれない自然な仕上がり
・2Dや3Dのアートメイクと比べて、より自然な仕上がり
・素顔でもメイク時でも自然な毛流れで気づかれない
・1~2年後に修正も可能
・麻酔薬と細い針で痛みもそれほど大きくない
施術法解説
マイクロニードルを使って、人の手で毛の一本一本を描き、再現していきます。4Dアートメイクでは、色素を注入した際に、皮下で広がってにじまないよう専用の色素が開発されていたり、針も繊細なラインが描ける4D専用のものが開発されているなど、ここ数年で技術革新が進んでいます。こうした技術革新も相まって、4Dアートメイクでは、描いた眉の毛並みもごく自然で、仕上がりは、本物の毛が生えていると見間違えるほどです。
施術に関する注意事項
4Dアートメイクは、人が1本1本を“手彫り”していくため、施術者の技量やデザインセンスが試されます。施術者の技術が伴わないと、毛並みが不自然だったり、針を入れる深さがうまくいかず、皮下で色素がにじんでしまったり、変色したり、そもそも眉の形が希望と違ってしまったりと理想の眉とはかけ離れた仕上がりになってしまいます。クリニック選びは慎重に行ってください。
また、施術後1週間ほどは、施術した部分がまだ開いている状態で、アートメイクがまだ定着しきれていません。この状態では、施術した部分がかさぶたになってかゆみが生じたり、水で濡らすと色素が抜けやすかったりなど、トラブルが起こりがちです。しっかりとしたアフターケアもしていきましょう。
施術の流れ
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1カウンセリング
4Dアートメイクの施術には麻酔を用いますので、アレルギーや服用中の薬、既往歴などについて確認します。そして、4Dアートメイクについての具体的な施術法などについて説明していきます。
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2眉毛のデザイン決め
アートメイクにおいて、もっとも大事なポイントがデザイン決めです。ここで、具体的な施術例の写真を見たり、施術される方のご希望をお聞きしたり、顔の骨格や筋肉、表情などの様子などを細かく確認しながら、最適なデザインを決めていきます。「トレンドのデザインをそのまま施してもらったらしっくりこなかった」ということが起こらないよう、トレンドと似合う形をうまく織り交ぜながらデザインを決めていきましょう。
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3施術
デザインが決まったら、麻酔クリームを塗って、麻酔が効くまで20~30分ほど待ちます。麻酔の効き具合は、その日の体調などによって変わってくるので、もしも痛みを感じるようでしたら、施術者に伝えてください。麻酔を追加して、痛みが少ない状態にしてから施術を再開します。麻酔が効いたら、マイクロニードルで一本一本眉を描き入れていきます。ニードルである程度、描いたら、その上にインクを乗せてしみこませるという作業を繰り返して、色素を定着させていきます。左右差が出ないよう、左右を交互に入れていきます。途中、体を起こしバランスを見たり、形を確認しながら修正することを繰り返し、納得のいく形に整ったら施術完了です。
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4施術後
施術が完了したら、腫れや炎症を抑えるために冷やして、塗り薬を塗って終了です。アートメイクの範囲や修正回数などにもよりますが、おおよそ1時間半~2時間ほどで施術は終わります。
ドクターから
自然な仕上がりでお顔の印象が変わります
院長 厚田幸子
自然な仕上がりでお顔の印象が変わります院長 厚田幸子
これまでのアートメイクでは、繊細に描くというよりも、施術箇所を塗りつぶすものが多く、施術する前後の差が激しかったり、アートメイクをした感がはっきりと出てしまっていました。しかし、昨今の施術器具の技術革新や施術者の技術力アップもあり、4Dアートメイクは地眉との区別がつかないほど、とても自然な仕上がりになっています。色素を入れる部分もお肌のごく浅い部分ですので、トレンドに合わせて修正もでき、文字通り日々の“メイク”の一部として楽しんでいただけると思います。
よくある質問
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痛みはありますか?
施術時には皮膚の表面に麻酔クリームを塗ります。個人差やその時の体調などによって、痛みを感じるようでしたら、麻酔を追加するなどして、快適に施術を受けていただけるよう心がけています。
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効果はどれくらい続きますか?
皮膚に入れる色素の色や濃さ、または新陳代謝の速さや肌状態などの個人差がありますが、1~2年ほどで徐々に薄くなっていきます。
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ダウンタイムはどれくらいですか?
ほとんどの方は、腫れや炎症も起こらず、そのまま日常生活に戻られていきます。もしも何か肌トラブルが発生した際にも、医療の専門家が常駐するクリニックですので、的確な薬の処方なども対応しています。
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施術時間はどれくらいかかりますか?
カウンセリングから施術が完了するまでに1時間半~2時間ほどかかります。
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施術後のケアはどんなことをすればいいですか?
施術後は、殺菌作用のある抗生物質が入った軟膏を1週間、朝晩2回の洗顔後に塗ってください。