ボツリヌス注射のデメリットとは?リスクを解説

目次
「ボツリヌス注射にデメリットはあるの?」
ボツリヌス注射は気軽に受けられる施術として人気ですが、デメリットが気になって挑戦できない方もいるのではないでしょうか。
本記事ではボツリヌス注射の概要・デメリット・リスクを解説しています。
ボツリヌス注射を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
ボツリヌス注射とは
ボツリヌス注射とは、ボツリヌス菌から作られるタンパク質「A型ボツリヌス毒素」の製剤です。
主な成分「ボツリヌストキシン」は、神経伝達物質「アセチルコリン」の分泌を抑制します。
その結果、筋肉と神経物質との情報伝達がうまく行われないので、筋肉が収縮しにくくなるのがボツリヌス注射の原理です。
ボツリヌス注射は、主に以下の治療に使われます。
・表情筋が原因で起こるシワ改善
・首・肩こり、噛みしめによるエラ張りの改善
・ワキガ・多汗症
筋肉がゆるむことで、目を細めたりかみしめが原因で起きていた目尻のシワ・口元のシワの改善が期待できます。
また首・肩こりの緩和や、噛みしめなどによるエラ張りの治療も可能です。
ボツリヌスは、汗腺にも作用するので、ワキガや多汗症が気になる方への治療にも使われます。
ボツリヌス注射のデメリット
ボツリヌス注射はメスも使わず、ダウンタイムも短い施術ですが、デメリットもあります。
具体的には以下の3つです、
・効果を持続させるには定期的な施術が必要
・施術部位を動かしづらくなる
・治療を受けられない人もいる
それぞれ解説していきましょう。
効果を持続させるには定期的に受けなくてはならない
ボツリヌス注射の持続期間は3〜6ヶ月といわれています。
作用が切れると、筋肉が元の状態に戻ります。
つまり、緩んでいた筋肉がまた縮み、シワやコリが再発するということです。
汗も同様で、作用が切れると再度発汗量が増えます。
ボツリヌス注射の作用はいきなりなくなるわけではなく、徐々に薄くなります。
施術部位を動かしづらくなる
ボツリヌス注射の影響で、施術部位が動かしづらくなるのもデメリットの1つです。
筋肉の働きを抑えるので、物が噛みにくい・肩回りを動かしにくいケースもあります。
またボツリヌス注射の量や注射位置を誤ると、筋肉がゆるんで眼瞼下垂が起きたり、笑っても口角が上がらず、不自然な表情になる恐れもあります。
ボツリヌス注射では経験と実績のあるクリニックを選ぶことで、デメリットを最小限に抑えられます。
治療を受けられない人もいる
ボツリヌス注射を受けられない方もいるので、気をつけましょう。
・妊娠中・授乳中・妊活中の方
・過去にボツリヌス注射でアレルギーを起こした方
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)など神経筋接合部の疾患がある方
・筋弛緩剤を服用中の方
・精神安定剤を服用中の方
・ニキビ治療薬を服用中の方
妊娠中・授乳中の方はボツリヌス注射が受けられません。
また術後3ヶ月間は、避妊しなくてはならないことを理解しておきましょう。
持病や服用中の薬がある場合は、おくすり手帳を持参すると安心です。
ボツリヌス注射のリスク
ボツリヌス注射には、以下のリスクがあります。
・アレルギー症状
・だるさ
・頭痛
1つずつ解説していきます。
アレルギー症状
まれに、ボツリヌス注射に含まれるタンパク質にアレルギー反応を起こす方がいます。
アレルギーの症状は、じんましんや赤み、腫れなどさまざまです。
場合によっては、アナフィラキシーショックなど重いアレルギー反応が起きる可能性があることを理解しておきましょう。
だるさ
ボツリヌス注射は筋肉を弛緩させるので、その影響で疲労感やだるさが出ることがあります。
肩のボツリヌス注射でも起きやすいので、だるさが出た場合、数日間安静にして休むようにしましょう。
倦怠感やだるさが長引く時は、クリニックに相談してください。
頭痛
ボツリヌス注射の作用で、筋肉のパワーバランスが今までと変わり、頭痛として表れることがあります。
だるさ・倦怠感と同様に、数日で症状はおさまりますが、発熱・吐き気・めまいなどの症状が出ている場合はクリニックに相談しましょう。
ボツリヌス注射のリスクはいつまで続く?
ボツリヌス注射のリスクは、数時間から数日程度で治まります。
しかし、なかなか症状が治まらない場合は、クリニックに相談しましょう。
ハナビューティークリニックのボツリヌス注射はアラガンジャパン製
ハナビューティークリニックで使用しているボツリヌス注射は、アラガンジャパン製の「ボトックスビスタ®」です。
長い歴史を持ち、症例数が最も多いボツリヌス注射として有名で、厚生労働省の認可もあります。
また当クリニックでは、診察時に丁寧なカウンセリングを行い、少量ずつ注射していきます。
リスクを軽減する施術に努めておりますので、ボツリヌス注射が初めての方もカウンセリングにお越しください、
【まとめ】ボツリヌス注射のデメリットは施術者の腕で減らせる クリニック選びは慎重に
ボツリヌス注射のデメリットは、定期的に受ける必要があること、施術部位が動かしにくくなること、受けられない人もいることです。
不自然な表情にならないためにも、クリニック選びは経験と実績を確認することが大切です。
ボツリヌス注射を受けて、理想の自分を目指しましょう!
ドクター紹介

私たちの使命は、自信を創り、人々の幸せの源泉となること。日本の美容医療の美しさを伝道し続けます。
みなさまが歳を重ねるほどに磨かれ輝くための、お手伝いをさせていただきます。上質な医療を提供するとともに、安心して落ち着けるクリニックを目指し、スタッフ一同全力を尽くします。
Hana Beauty Clinic 院長 厚田 幸子 Sachiko Atsuta